• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2018 年度 実績報告書

小児がん救急の実態と看護師の臨床判断―生涯教育プログラム作成を目的とした基礎調査

研究課題

研究課題/領域番号 15K11696
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

前田 留美  東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 特任講師 (60341971)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード小児がん救急 / 小児がん / シミュレーション教育
研究実績の概要

臨床判断モデルを踏まえて、研究協力者である東京医科歯科大学医学部附属病院小児科病棟看護師とともに小児がん救急に対応できる看護師の育成を目的とした教育プログラムを作成し、実施した。本プログラム作成のプロセス、教育効果は、2019年度に学会発表を行う予定である。
作成したプログラムは、意識状態の確認、呼吸状態の確認といった看護技術に関する部分は汎用性が高く、一般に活用可能と考えている。しかし一方で緊急時の連絡経路・手段、役割分担と言った点は施設特性が強いため、施設特性を踏まえた修正が必要である。これらの施設特性が強い項目を明文化し、特性に最適化したプログラムを作成するための方法論を明らかにする必要があった。汎用性が高い内容と合わせてパッケージ化することが可能であると思われるが、研究期間終了までに完成に至らなかった。
また、今回のシミュレーション教育プログラム作成にあたり、プログラム作成方法として「インストラクショナル・デザイン」を活用したため、その内容と教育プログラム作成の実践例を商業誌に連載した。
今後の課題として、作成した小児がん救急看護教育プログラムのパッケージ化とその公開方法の検討、教育者育成を目的とした研究が必要であると考えており、今後新たな研究課題として取り組む予定である。
また、2019年発刊予定の「小児がん看護テキストブック」の小児がん救急の項を担当し、本研究の成果を踏まえて執筆を行った。

  • 研究成果

    (7件)

すべて 2018

すべて 雑誌論文 (7件)

  • [雑誌論文] インストラクショナルデザインを活用した教育プログラム開発(第4回) 「教育」が解決できる課題は何か? 現状分析から教育ニーズを見極め,学習目標を設定しよう2018

    • 著者名/発表者名
      前田留美、山下直美
    • 雑誌名

      看護管理

      巻: 28(4) ページ: 364-368

  • [雑誌論文] インストラクショナルデザインを活用した教育プログラム開発(第5回) 効果的・効率よく・魅力ある方法で,学習目標にたどり着こう 学習者分析と課題分析2018

    • 著者名/発表者名
      前田留美、山下直美
    • 雑誌名

      看護管理

      巻: 28(5) ページ: 438-442

  • [雑誌論文] インストラクショナルデザインを活用した教育プログラム開発(第6回) 「やらされる研修」「やりっ放しの研修」にならないために ARCS動機づけモデルと研修後の形成的評価2018

    • 著者名/発表者名
      前田留美、山下直美
    • 雑誌名

      看護管理

      巻: 28(6) ページ: 538-542

  • [雑誌論文] インストラクショナルデザインを活用した教育プログラム開発(第7回) 乳腺炎のケアを習得するための教育プログラムの作成2018

    • 著者名/発表者名
      殿川 真弥, 前田 留美
    • 雑誌名

      看護管理

      巻: 28(7) ページ: 646-649

  • [雑誌論文] ID×課題解決 インストラクショナルデザインを活用した教育プログラム開発(第8回) 研修での学びが実践で活かされ続けるための工夫 カンファレンスでのファシリテーションスキルの習得を目的とした研修を通して2018

    • 著者名/発表者名
      松田 美智代, 前田 留美
    • 雑誌名

      看護管理

      巻: 28(8) ページ: 732-736

  • [雑誌論文] インストラクショナルデザインを活用した教育プログラム開発(第9回) 「IDを取り入れた研修設計」に取り組んでぶつかった壁を越えるヒント2018

    • 著者名/発表者名
      前田留美
    • 雑誌名

      看護管理

      巻: 28(9) ページ: 844-848

  • [雑誌論文] インストラクショナルデザインを活用した教育プログラム開発(第10回)(最終回) 「研修でやったはずなのに現場で使えない」をなくすために,看護管理者ができること2018

    • 著者名/発表者名
      前田留美
    • 雑誌名

      看護管理

      巻: 28(10) ページ: 926-930

URL: 

公開日: 2019-12-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi