研究課題
基盤研究(C)
妊婦の睡眠習慣の特徴としては,起床時刻が遅く,昼寝を毎日平均30分程度確保しているほか,テレビ視聴が長時間におよぶ妊婦では,ほぼテレビをつけっぱなしにしていることが想定された.スマートホンの使用も多く,毎日10時間以上使用している妊婦もあり,情報通信機器が過度に使用されている場合があることが示された.自律神経機能測定では,2割以上の妊婦で肉体的疲労度,精神的ストレスが高いことが明らかとなった.妊娠期にみられる睡眠障害に対しては,使用できる薬剤の制限から薬物的治療が困難な場合も多いが,非薬物的トリートメントにより,睡眠障害や妊娠期の合併症が改善できる可能性が示唆された.
看護学