医師・助産師の「望ましいケアに対する認識」を高めるためには「必要な支援の理解」を深めることが重要であること、女性のニーズと医師・助産師の認識に違いがあることから関わりの難しさが明らかになった。このような双方の思いや認識を重要な要素としてモデル化し、支援プログラムを作成した。支援プログラムの実施・評価として、医療者自身の感情への戸惑いは女性にマイナスのインパクトを与えることが明らかとなった。それにより、医療者から支援を求めないといった非効果的な支援体制が構築されることも示唆された。医師・助産師の妊娠期からの継続的なかかわりは、児を喪失した女性の支援体制として重要な要素であることが示唆された。
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