認知症高齢者の在宅生活支援における住環境整備に焦点をあて、地域の実情を踏まえたデータベースシステムを開発することを目指した研究である。研究課題である「地方都市・中山間地域に暮らす認知症高齢者に対して在宅サービス提供者および家族が実施している具体的な住環境整備の内容(住環境アセスメントの視点と住環境整備の具体例)を明らかにし、データベースに格納するデータをそろえる」ために行った、島根県内の地方都市(松江市)と中山間地域(飯南町)での現地調査(各3ケースの計6ケース)の結果をもとに、在宅認知症高齢者に対して家族が実施している住環境の具体的整備内容とその意図に関する詳細分析を行い、結果の統合をすすめた。
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