研究課題/領域番号 |
15K11784
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高齢看護学
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研究機関 | 福井医療大学 (2017-2018) 福井医療短期大学 (2015-2016) |
研究代表者 |
成瀬 早苗 福井医療大学, 保健医療学部, 准教授 (60620614)
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研究分担者 |
加藤 真由美 金沢大学, 保健学系, 教授 (20293350)
関 睦美 福井医療短期大学, 医歯学系, 講師 (60707876)
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研究協力者 |
上野 栄一
増田 真也
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 生活意欲 / 高齢者 / 一人暮らし / 要支援 / 尺度 |
研究成果の概要 |
要支援高齢者の一人暮らし生活意欲測定尺度を開発し、信頼性・妥当性を検討した。方法は、意欲概念や高齢者支援の専門職の意見等を基に尺度原案を作成し、一人暮らし要支援高齢者に77項目5段階のリッカート法にて自己記入式無記名質問紙調査を行い、218名を分析対象とした。分析の結果、最尤法プロマックス回転にて因子分析にて4因子14項目の因子解が抽出された。本尺度は、統計学的に信頼性・妥当性は許容範囲である尺度であると示唆され、要支援高齢者本人や支援者が簡便に使用でき生活意欲の程度を知る指標として活用できる。
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自由記述の分野 |
老年看護学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発した要支援高齢者の一人暮らし生活意欲測定尺度は、意欲を可視化しそれを得点化することにより簡便に意欲の程度を測定できる。質問項目に回答をすることで、自分自身を振り返り、現在の状態を評価するきっかけとなる。また、高齢者本人と一人暮らし高齢者の支援者とが共有することにより、高齢者が望む必要な意欲に関する支援を捉える手がかりを得ることとなる。さらに、一人暮らし高齢者の支援者は、意欲の低下の原因を探り、高齢者自身のニーズを引き出し自分らしい生活の支援に繋がり、生活意欲の程度の推移を捉えることにより、一人暮らしが困難にならないために早期に介入内容の検討が可能となる。
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