研究課題/領域番号 |
15K11786
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研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
大竹 まり子 山形大学, 医学部, 准教授 (40333984)
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研究分担者 |
村上 正泰 山形大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00577760)
森鍵 祐子 山形大学, 医学部, 准教授 (20431596)
小林 淳子 山形大学, 医学部, 教授 (30250806)
進藤 真由美 山形大学, 医学部, 助教 (30638523)
赤間 由美 山形大学, 医学部, 助教 (90700021)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 退院支援 / 退院支援システム / 専門職連携 / 専門職連携実践 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は病院の退院支援部署を中心とした、地域の専門職との連携実践による(IPW)退院支援システムを構築し、そのシステムを検証することである。 平成27年度は地域の医師会と保健所による勉強会、在宅医療・介護連携室との勉強会等で退院支援に関する学習会を継続し、今後の研究の進め方、コアメンバーについて他機関と調整した。地域を限定した退院支援システムについての検討するための準備を行った。さらに、具体的な連携方法を検討するためにパイロットスタディーとして1病院で退院後の患者についての事例検討会を病棟看護師、退院支援部署スタッフ、ケアマネジャー、訪問看護師の参加で実施した。RCT(無作為化比較試験)の手法を用いて行い、事例検討終了後のデータ収集が終了し現在解析中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
多機関多部門との調整を行い、コアメンバー、今後の進め方についてほぼ確定した。並行してパイロットスタディーも実施できた。
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今後の研究の推進方策 |
平成28年度はコアメンバーで、高齢者の退院支援ついて病院の退院支援部署を中心に、ケアマネジャー、地域包括支援センター職員、訪問看護師、医師が関わるIPWによる退院支援システムを検討する。その際、厚労省の都道府県医療介護連携調整実証事業の結果など先駆的な取り組みを参考にし、地域に合った方法を検討する。さらに、RCT(無作為化比較試験)の研究デザインで、実践と評価を実施する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究協力者であり、連携の実践者であるコアメンバーとの先駆的地域の視察を行っていないためである。
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次年度使用額の使用計画 |
コアメンバーが確定したことにより、今年度は先駆的な取り組みを行っている地域の視察が可能であり、特に都道府県医療介護連携調整実証事業を行った地域の中でも地域特性を考えて、近隣の地域に訪問する予定である。
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