本研究では精神科における暴力をケアする際の技法を広めるための包括的暴力防止プログラム(CVPPP:Comprehensive Violence Prevention and Protection Program) についてその効果検証とさらなる普及のための検討を行った。効果検証では4日間の研修プログラムの受講生に対して質問紙による調査をおこなった。調査の結果から、研修の後には開始前に比べて当事者の攻撃に対するネガティブな態度が減少していた。また結果CVPPPの活用方法としては、倫理教育、コミュニケーションスキル、介助技術、セルフモニタリングなどに応用されていた。
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