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2019 年度 研究成果報告書

自尊心回復グループ認知行動看護療法の医療経済学的評価

研究課題

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研究課題/領域番号 15K11811
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 高齢看護学
研究機関香川県立保健医療大学

研究代表者

國方 弘子  香川県立保健医療大学, 保健医療学部, 教授 (60336906)

研究分担者 白石 裕子  国際医療福祉大学, 福岡看護学部, 教授 (50321253)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2020-03-31
キーワード精神障害者 / 自尊心 / 認知行動療法 / 医療経済学的評価 / 看護師
研究成果の概要

看護師主導の自尊心回復グループ認知行動療法(CBGTRS)プログラムを従来治療に追加することが、自尊心をはじめとした臨床症状の改善および直接医療費(保険者視点)の削減に繋がるか検討した。
単群前後試験の結果、自尊心、気分、認知、QOL、機能は、CBGTRSプログラム介入後3か月まで改善が持続した。直接医療費 は介入前より有意に低額で(1名につき約500円低額)、下位項目の診療料金、処方箋料、通院精神療法料、病理検査料は減額した。
以上より、看護師主導のCBGTRSプログラムは、臨床症状の改善と直接医療費を削減する可能性をもつことが示唆された。

自由記述の分野

医歯薬学

研究成果の学術的意義や社会的意義

日本において、増大する精神疾患患者に対し2010年度から認知行動療法の保険適用が開始し、看護師もCBTを実践している。
今回、看護師主導のCBGTRSプログラムが、臨床症状の改善と直接医療費の削減に繋がることを明らかにしたことは、看護師による認知行動療法実施効果のエビデンスを得たことになる。このことにより、認知行動療法を行う看護師の人材育成研修へと波及効果を引き起こすことが期待できる。それはすなわち、研修を積んだ多くの看護職が、認知行動療法を国民に提供でき、精神障害の予防と障害からの回復に寄与できる社会的意義がある。

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公開日: 2021-02-19  

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