わが国は「病院完結型」医療から「地域完結型」医療への転換が迫られ,病院看護師は効果的な退院指導の実施が求められている.また患者のニーズに合わせた個別的ケアは、患者の合併症による重症化予防およびQOLの向上において重要であり、病院・在宅においてケア情報を共有する必要がある。これらのことから、病院・在宅におけるケア情報共有のICT化を目指し、研究1では、「患者専用ケア手順書作成ツール」を開発した。研究2では、「患者専用ケア手順書作成ツール」を用い,「患者専用ケア手順書」を作成し,研究3では、病院‐在宅における「患者専用ケア手順書」共有の有効性および課題について検討した。
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