認知症高齢者支援に関する研究として、4つの調査研究に取り組んだ。 看護系大学学生を対象とした調査では、認知症に関心のある学生は約8割いた。実習も含め認知症高齢者への対応に戸惑ったことがある者は63.2%で、認知症高齢者のイメージは怖い、大声でわめくなど否定的なものであった。認知症カフェ運営者の困難は、【地域住民や本人家族の認知症や認知症カフェの理解】【住民主体の計画や運営】【地域の実情に合わせた運営の検討】等であった。認知症一次予防教室の参加者を対象とした調査では、参加者は、自身の認知機能低下を自覚していた。地域在住高齢者を対象とした調査では、認知症に関する関心は低い状況があった。
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