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2015 年度 実施状況報告書

ユニバーサル・ヘルス・カバレッジのための地域特性に基づくアセスメント手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 15K11868
研究機関創価大学

研究代表者

佐々木 諭  創価大学, 看護学部, 教授 (70463974)

研究分担者 忍田 祐美  創価大学, 看護学部, 助手 (00721135)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワードユニバーサルヘルスカバレッジ / 地理情報システム / フィリピン
研究実績の概要

本研究は、フィリピン共和国ミンダナオ島カガヤンデオロ市を調査地域とし、キャピトル大学、キャピトル大学附属病院、カガヤンデオロ市保健局と連携し、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの達成のためのアセスメント手法の開発を試みる。地域特性の分析には、ジオデモグラフィック手法を用い、国勢調査を含む人口社会経済データを活用し、行政区画内の肺炎の罹患率等の健康指標、医療施設のアクセスとサービス等の保健医療属性を反映した地域特性の類型化を試みる。肺炎の罹患と地域特性との関連を解析し、リスクグループを特定するアセスメント手法を構築する
2016年度は、研究基礎データとして調査対象地域の行政区画をGIS ソフト(ArcGIS9.3, ESRI 社)を使用しデジタル化した基盤地図の作成を行なった。代表的な健康指標として肺炎死亡率と罹患率の保健統計を取得しデジタル地図に属性として入力した。また、国勢調査、社会経済統計データ等を用い、因子分析とクラスター分析による類型化を行い、ジオデモグラフィックスを作成した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の計画に従い、2015年度に予定されていた活動は概ね順調に実施された

今後の研究の推進方策

2016年度は、前年度のフィールド調査を継続し、ヘルスジオデモグラフィックスを用いた地域プロファイリングを完成させる。区画ごとの肺炎死亡率と罹患率を算出し、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジの要素となる医療施設へのアクセス、経済的負担、医療・看護ケアのクオリティの地域的特異性との関連を明らかにする。銃砲収集のためフィリピンにおける現地調査を行なう予定である。

次年度使用額が生じた理由

2015年度に予定をしていた科研費によるフィリピンでのフィールド調査を2016年度に変更したため。

次年度使用額の使用計画

2016年度にフィリピンでのフィールド調査を実施予定

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公開日: 2017-01-06  

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