研究課題/領域番号 |
15K11881
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 奈良県立医科大学 (2018-2021) 滋賀医科大学 (2015-2017) |
研究代表者 |
坂東 春美 奈良県立医科大学, 医学部, 准教授 (00458027)
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研究分担者 |
吉田 亨 群馬大学, 大学院保健学研究科, 教授 (80174936)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | Positive Deviance / 喫煙 / 禁煙 / 再喫煙 / 妊婦 / 母親 |
研究成果の概要 |
本研究は,分析にポジティブデビアンスを採用し,従来の禁煙支援方法から更に実践導入可能な方法の解明を行うこととした. その結果,妊娠が判明し禁煙し現在も禁煙の継続者は119人,妊娠が判明し禁煙したが出産後に再喫煙となった者は123人が本研究に参加した.そこから,「禁煙を達成することが困難である前提条件」の要因の該当者のうち禁煙が継続している者は,母親の最終学歴が高等学校以下は,37人(p=0.003),パートナーが喫煙者58人(p=0.002)であった.また成功要因は「子どもの存在」「母乳育児」「喫煙に対する欲求の低減」が多く,対処方法では「ガムやあめの使用」「禁煙外来等医療の利用」であった.
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自由記述の分野 |
公衆衛生看護学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって得られた結果による学術的意義や社会的意義は,禁煙を達成することが困難である前提条件下にある禁煙成功者を把握し,出産後の禁煙成功要因と対処方法を明らかにし,看護介入という視点から,禁煙成功者を増やすための方策を考察した点にある.
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