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2019 年度 実績報告書

OSCEを活用した保健師学生のコンピテンシー育成 -技能・態度に焦点をあてて-

研究課題

研究課題/領域番号 15K11887
研究機関茨城県立医療大学

研究代表者

綾部 明江  茨城県立医療大学, 保健医療学部, 准教授 (10316127)

研究分担者 山口 忍  茨城県立医療大学, 保健医療学部, 教授 (30289871)
鶴見 三代子  茨城県立医療大学, 保健医療学部, 講師 (10646855)
長澤 ゆかり  茨城県立医療大学, 保健医療学部, 助教 (10756498)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2020-03-31
キーワード健康相談 / 公衆衛生看護技術 / OSCE / コンピテンシー / 保健師教育
研究実績の概要

2019年度は、OSCEを実施したことのある保健師教育機関の教員へのインタビューの質的分析を行い、80カテゴリーから9コアカテゴリーを集約し、健康相談の構造化を試みた。健康相談の構造の特徴として、情報収集は「対象者から情報を収集する」と共に「対象者の状況をさらに深く知るための情報を収集する」の二段階から成り立っていた。さらに、集めた情報から「対象者の健康状態や健康課題を推測判断する」「対象者と保健師が健康状態に関する情報を共有する」「対象者と保健師が健康改善の方法を検討する」展開が示された。これらの健康相談の構造を集約すると健康相談は「準備と開始→情報収集→情報共有と健康状態の把握→健康状態改善への提案→管理対応」の順で展開されていた。
また、得られた80カテゴリーを精選し、健康相談を構成する技術として73項目を抽出した。その後、全保健師養成校283校の主に健康相談を担当する教員1名を対象に、73項目の技術項目の教育状況、および演習教育の実際について質問紙調査を実施した。73項目の内容を講義で教えている割合は46.0-90.0%、演習で教えている割合は22-80%の範囲であった。健康相談の教育実施状況は講義2.8±3.0コマ、演習3.7±5.0コマであった。演習をする際想定する対象は成人74.0%、母子62.0%の順で多かった。健康相談に関しては基礎的な教育項目はほぼ教えられていたが、複雑な対象や課題に対する教育の難しさが示唆された。
これらの結果を基に、最終的に公衆衛生看護学における健康相談に関するOSCEの企画江運営に関する検討を実施した。

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公開日: 2021-01-27  

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