健康長寿の延伸を目指すわが国では、生活習慣病予防と介護予防との効果的・効率的な連携は重要である。そこで、まず、全国の自治体の特定健診・保健指導の担当保健師を対象に、介護予防事業との連携と課題に関する自記式質問紙調査を実施した。つぎに、全国調査で同意の得られた14自治体の特定健診・特定保健指導の担当者を対象に、介護予防事業との連携とその課題についてインタビュー調査を行い、質的帰納的に分析した。 その結果、第1段階:連携の基盤作り、第2段階:共通認識の構築、第3段階:共創を基本とし、各段階において、「人・組織の連携」と「情報の連携」の両方のつながりを重視する連携システムモデルを構築した。
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