研究課題/領域番号 |
15K11916
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
宇宙生命科学
|
研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
森田 啓之 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (80145044)
|
連携研究者 |
安部 力 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 准教授 (10585235)
村谷 匡史 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (50730199)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
|
キーワード | 微小重力 / 過重力 / 前庭器官 / 前庭神経核 / 前庭-血圧反射 / エピゲノム解析 |
研究成果の概要 |
微小重力環境と過重力環境で同じような前庭系の変化が起こるかどうかを調べるため,前庭器を介する血圧調節と前庭系の神経経路(耳石器⇒前庭神経核)に着目して調べた。4-6ヵ月宇宙に滞在した宇宙飛行士と2 g環境で2-4週間飼育したラットにおいて,ともに前庭系を介する血圧調節の感受性低下が認められ,起立時の血圧が低下した。35日間宇宙に滞在したマウスと2 gで4週間飼育したマウスの耳石器と前庭神経核の遺伝子発現を調べた。球形嚢と卵形嚢および前庭神経核で多くの遺伝子発現変化が認められた。これらの結果は,前庭機能の可塑的変化においては,微小重力の代用として過重力を使える可能性を示唆するものである。
|
自由記述の分野 |
生理学,宇宙医学
|