統計、記事、線量、聞取りをもとに情報収集した結果、登山は最も回復の程度が大きく、南会津では震災以前よりも高い頻度で利用が観察された。他の山岳観光地では2011年に大きな下落があった後、回復程度は阿武隈山系が相対的に遅い。森林公園や巨樹巨木などの観光地では事故以前のレベルにまで回復している。渓流釣りは太平洋岸域を除いてほぼ回復しているが、十分とは言えない。山菜採りは明らかな回復が見られるが、阿武隈山系では事故以前に比べて少なくなっていた。キノコ採取については、阿武隈での大幅減少に対して南会津ではかなり回復しているが、出荷制限は大半の市町村に課せられている。狩猟の回復は最も遅いと見られた。
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