レジリエンスナレッジとして,自然界の恵みである食料資源は,時空間的な森川海と人とのつながりに存在することを見出し,森川海のつながり意識を定義したことは,学術的な意義が大きい。さらに,国内外の児童生徒を対象とした世界サクラマスサミット in IWATE, サクラマスMANABIプロジェクト等の実践的な流域レジリエンス教育プログラム(水圏環境教育プログラム)が周年にわたり継続的に実施され,レジリエンスナレッジの修得と,レジリエンス向上に関する研究・実践が継続的におこなわれていることは,学術的のみならず社会的な意義があるものと考えられる。
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