研究課題/領域番号 |
15K11956
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
復興農学
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研究機関 | 秋田県立大学 |
研究代表者 |
頼 泰樹 秋田県立大学, 生物資源科学部, 助教 (30503099)
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研究分担者 |
永澤 奈美子 (佐藤奈美子) 秋田県立大学, 生物資源科学部, 准教授 (00535289)
永澤 信洋 秋田県立大学, 生物資源科学部, 准教授 (90599268)
高橋 秀和 秋田県立大学, 生物資源科学部, 准教授 (00325937)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | セシウム / イネ / 低吸収 / カリウム輸送体 / OsHAK1 / 放射性核種 / 137Cs |
研究成果の概要 |
2011年に福島で発生した原発事故は広範囲の137Csの土壌汚染を引き起こし、農産物の安全の確保が重大な問題となっている。我々はCs低吸収のイネ変異体を単離し、根の表面のK輸送体OsHAK1が、低K条件下でのイネへのCs+流入の主要経路であることを明らかになった。低から通常の土壌のK濃度に相当する水耕栽培で、oshak1のCs+吸収量は野生型の1/8以下となり、圃場試験では玄米及び茎葉のCsが激減したが、Kの取り込みと玄米収量は野生型とほぼ同様となった。放射性Cs汚染地域でのCs低吸収水稲の栽培は農耕地のCs汚染に対し食の安全性を高めるための有効な対策となりうると考えられる。
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自由記述の分野 |
植物栄養学
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