ロジックモデル(Logic Model)は、政策(施策・事業)の実施に関して、資源の「投入」から「産出」「直接成果」「中間成果」「最終成果」に至る因果関係をフローチャートなどで表したものである。諸外国では、ロジックモデルは政策の有効性を評価するのに不可欠の分析ツールとして活用されてきた。しかし、わが国では一部の少数の自治体がロジックモデルの作成やその活用に積極的に取り組んではいるが、全体としては緒についたばかりであった。そして、ロジックモデルにおける因果関係のストーリーに着目すると、自治体政策のロジックモデルには、その政策手法(行政手段)の違いによって、基本的な類型が存在することが示唆された。
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