高度連結巨大ネットワーク世界で起こる現実問題および潜在的問題に対する学際的研究トピックに注目して、情報学・経済学・社会学の総合的な観点からアルゴリズム論的研究を行った。具体的には、ネットワークにおける重要な問題であるシュタイナー森問題に対するアルゴリズムの提案と計算機実験による品質検証を遂行した。さらに、組合せオークションにおける最適解と高品質なナッシュ均衡解の存在に関して研究を遂行してその成果を情報処理学会英文論文誌および電子情報通信学会英文論文誌に発表した。また、デマンドバス運行を抽象化した後悔最小化ダイアルライド問題に対する研究を行い、その成果を機械学会英文論文誌に発表した。
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