研究課題
平成28年度までに,様々なオープンデータについてAPIなどを利用して、データの取得と可視化する方法について検討してきたが、現状としてはAPIは仕様変更が多く、データの提供方法が変更されることが多々あり、情報をまとめて公開しても情報が古くなるケールが多いことが確認された。そのため、APIなどの仕様に特化せず、どの種の情報をオープンデータとして入手でき、それらの組み合わせや、独自のデータに追加して用いることで得られる知見についてまとめる方向とした。平成29年は、(1)「インターネット上のオープンデータをWebAPI等で自動収集する方法の調査・開発」として平成28年度までの研究成果をまとめ、解析および視覚化が実施可能なシステムのプロトタイプを構築した。(2)「SNSからの情報収集方法とオープンデータと統合する方法の開発」については、平成28年度までの研究成果をまとめ、対象をTwitterからの災害情報の抽出に絞り、オンラインでの情報抽出とその可視化についての研究を行った。また、より即時的な分析のために、情報収集結果についてShinyによりインタラクティブな処理が可能なサーバアプリケーションとして実装について開発を行った。更に(3)スポーツの分野についてオープンデータと新規取得データを用いたデータ解析について検討し、動画からのデータ抽出やインターネットサイトからのスクレイピングなどを利用したデータの取得と取得背れた情報をサーバ上で即時的に解析する方法について検討した。(4)救命救急処置に関するウツタインデータのように完全にはオープンではないものの、研究目的で入手でき、その研究成果を発表できるタイプのデータについても分析と有効な可視化について検討し国内学会においていくつかの報告を行った。
すべて 2017
すべて 雑誌論文 (9件) (うち査読あり 7件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 6件)
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