本研究の目的は、重力多体シミュレーションからポスト処理をシームレスに実行できる、新しいシミュレーションのフレームワークを構築することである。 3次元空間情報を利用した構造検出コードをダークマター構造形成シミュレーションコードに結合させることで中間ファイルを削除し、必要なストレージ量を大幅に削減することを可能にした。またハロー合体形成史の大規模データを、データベースシステムを介してダウンロードできるようにした。個々のユーザがハローのプロパティの選択や、プロパティの値の範囲などの条件を指定できるようにし、条件を満たしたデータのみのダウンロードを可能にした。
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