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2015 年度 実施状況報告書

人間の移動軌跡とセンサー情報の相関分析により生じる脅威の実証と対策

研究課題

研究課題/領域番号 15K12038
研究機関早稲田大学

研究代表者

森 達哉  早稲田大学, 理工学術院, 准教授 (60708551)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2017-03-31
キーワード位置情報 / 推定 / センサー / サイドチャネル
研究実績の概要

初年度はスマートフォンが持つセンサー情報として加速度センサー、重力センサー、磁気センサーを用い、これらのセンセー情報から移動中の人間の状態(歩行中、停止中、電車で移動中)を推定し、推定した情報と電車の時刻表を紐付けることによって、その端末がどの路線のどの駅にあったかを推定する技術を開発した。得られた結果を国際会議 USENIX WOOTで発表した。国内最大規模の情報セキュリティの研究会であるコンピューターセキュリティシンポジウム併催・プライバシーワークショップにて最優秀論文として表彰された。また国内特許の出願を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

1: 当初の計画以上に進展している

理由

初年度から当初計画時に狙ったとおりの結果得ることが出来、十分な進捗があった。

今後の研究の推進方策

得られた方式のさらなる改良、および異なるターゲットに向けたサイドチャネル攻撃の開発を行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

端数となった362円が支出しきれなかったため。

次年度使用額の使用計画

雑費として使用する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2015

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (1件) 産業財産権 (1件)

  • [雑誌論文] RouteDetector: Sensor-based Positioning System that Exploits Spatio-temporal Regularity of Human Mobility2015

    • 著者名/発表者名
      T. Watanabe, M. Akiyama, and T. Mori
    • 雑誌名

      Proceedings of the 9th USENIX Workshop on Offensive Technologies (WOOT ’15)

      巻: 無し ページ: 1-11

    • 査読あり / オープンアクセス / 謝辞記載あり
  • [学会発表] RouteDetector: 9軸センサ情報を用いた位置情報追跡攻撃2015

    • 著者名/発表者名
      渡邉卓弥,秋山満昭,森達哉
    • 学会等名
      コンピュータセキュリティシンポジウム2015論文集
    • 発表場所
      長崎
    • 年月日
      2015-10-23 – 2015-10-23
  • [産業財産権] 位置推定装置、位置推定方法および位置推定プログラム2015

    • 発明者名
      渡邉、森、他
    • 権利者名
      渡邉、森、他
    • 産業財産権種類
      特許
    • 産業財産権番号
      2015-147662
    • 出願年月日
      2015-07-27

URL: 

公開日: 2017-01-06  

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