研究課題
挑戦的萌芽研究
ヒト同士の相互作用を規定する重要な要因である高次感情の進化の過程を明らかにするために、ヒト以外の動物種も、「思いやり」や「不公平感」、「嫉妬」、「罪悪感」などの高次感情を持つのか、さらに、第三者間の交渉を観察することにより、「賞賛」や「義憤」を感じるのかを検討した。結果、新世界ザル、げっ歯類、伴侶動物において、高次感情に関連すると考えられる反応が見られた。本研究で確立された手続きをより多くの動物種に適用することにより、より詳細な高次感情の進化を解明することができるであろう。
比較認知心理学