研究課題
挑戦的萌芽研究
ミナミコメツキガニの群行動に関しては、非同期予期モデルによってその行動がよく説明できることが示されたが、このモデルは、逆ベイズ推定・ベイズ推定によって実装可能であることが示され、その定式化に成功した。またミナミコメツキガニやアリが、逆ベイズ推定・ベイズ推定を通して群行動の意思決定をしていることが明らかとなった。ベイズと逆ベイズ推定の各々は、条件が与えられた中での高効率計算、条件の変化に抗する頑健な計算に寄与するため、このような対が、生物計算にとって本質的であることが明らかなとなったと言える。
理論生命科学