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2017 年度 実績報告書

触覚入力に誘発される不随意頭部回旋の機序解明と運動性疾患への適用

研究課題

研究課題/領域番号 15K12079
研究機関電気通信大学

研究代表者

梶本 裕之  電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 教授 (80361541)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワード力覚 / 触覚 / ハンガー反射 / バーチャルリアリティ
研究実績の概要

本年度は昨年度に引き続きハンガー反射の実応用に関する研究を行うと共に,ハンガー反射の機序に関する原理的考察を行った.まずハンガー反射による歩行誘導に関して,昨年度までに作成した空気圧バルーンを用いた制御装置の評価実験を実施し,明瞭な歩行誘導が可能であること,およびその誘導量は教示内容に強く依存することを示した.
ハンガー反射の機序に関しては,意識状態がハンガー反射の生起に関連するかを調査した.その結果,睡眠時にはハンガー反射の生起が抑えられることが明らかとなった.このことは,ハンガー反射が一度力覚を意識下で知覚したうえで運動が生起しているという可能性を示唆する結果であると言える.またハンガー反射を生起しやすい皮膚変形の物理量を明らかにするために,人の頭部と同じ形状の弾性体を用いた触覚センサを作成した.これをもちいてハンガー反射の主観量と皮膚変形の物理量との関係を観察した.

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2017

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件)

  • [雑誌論文] 腰ハンガー反射を用いた歩行ナビゲーションにおける教示の影響2017

    • 著者名/発表者名
      今,中村,梶本
    • 雑誌名

      腰ハンガー反射を用いた歩行ナビゲーションにおける教示の影響,日本バーチャルリアリティ学会論文誌

      巻: 22 ページ: 335-344

    • DOI

      10.18974/tvrsj.22.3_335

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] HangerON: A Belt-type Human Walking Controller Using the Hanger Reflex Haptic Illusion2017

    • 著者名/発表者名
      Yuki Kon, Takuto Nakamura, Hiroyuki Kajimoto
    • 学会等名
      ACM SIGGRAPH 2017 Emerging Technologies
    • 国際学会
  • [学会発表] ハンガー反射の機序解明を目的とした睡眠時の応答の観察2017

    • 著者名/発表者名
      山地康之,今悠気,中村拓人,梶本裕之
    • 学会等名
      計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会

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公開日: 2018-12-17  

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