テーラーメイド教育とは、個人の特性に応じた適切な教育であり、次世代の教育として注目を集めている。本研究では、テーラーメイド教育を実現する上で必須となる、多様なセンシング技術と、それに基づく学生の特性推定を可能とするものである。特に教育・学習の基礎を「読むこと」と捉え、読んだ単語数の推定、時間帯の推定、文書の種類の推定、単語の記録を行う方法を開発したほか、それらの機能に基づいて、未知単語の推定、語彙推定、TOEICスコアの推定、多肢選択問題解答時やタイピング問題解答時の確信度の推定、ビデオ授業視聴時の集中度の推定、推定結果に基づく読書素材推薦などを実現した。
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