申請者は,てんかんのバイオフィードバックゲームによる治療の効果について,臨床的な評価(患者のてんかん発作の軽減・回数の減少・患者の主訴)を行うために,バイオフィードバックシステムの構築を行った.これまで開発してきたシステムでは,ソフトウェアの操作やセンサ装着の複雑さ,装置の準備に時間がかかるといった,いくつかの問題点が確認された.ここで抽出された問題点に対し,適したセンサを使用したバイオフィードバックゲーム及び扱いやすいバイオセンサの開発を行った.本提案では,誰でも扱えるバイオフィードバックゲームの治療システムを目指し,基礎的な実験とシステム(ソフト,ハードウェア)の構築を実施した.
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