研究課題/領域番号 |
15K12177
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
北村 喜文 東北大学, 電気通信研究所, 教授 (80294023)
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研究分担者 |
足立 智昭 宮城学院女子大学, 教育学部, 教授 (30184188)
高嶋 和毅 東北大学, 電気通信研究所, 助教 (60533461)
上出 寛子 東北大学, 電気通信研究所, 助教 (90585960)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | ブロックインタフェース / 加速度センサ / 遊戯療法 / スマートウォッチ / タッチスクリーン / 仮想現実 / バーチャルリアリティ |
研究実績の概要 |
昨年度試作した動きセンサが実装された積木を,実際の臨床心理の現場に持ち込み,遊戯療法の中で,評価実験を行った.また,子供の積木に対する遊び方をより詳細に測定し,遊びに見られるさらに詳しい動作認識につなげるため,スマートウォッチを利用した高機能積木を試作した.こスマートウォッチのモーションセンサ情報を用いることで遊び手の動作が認識できる他,そのマルチタッチスクリーンを積み木各面に拡張することで,積み木への指や他の積み木の接触と接続を認識することができる.そのプロトタイプを実装し,積み木への指の接触と積み木積み重ねの認識性能について検証するとともに,センサ情報から積み木遊びの内容を認識する手順について検討した.さらに,認識・推測結果を適切なグラフィックスとアニメーションを用いてわかりやすくPC画面に可視化する方法についても検討した. 加えて,これらの経験を活かして,積木の組み立てをメタファにしたバーチャルリアリティを用いたインタアクティブコンテンツも試作した.ヘッドマウントディスプレイを用いたバーチャルリアリティ環境におけるデジタルコンテンツ探索操作インタフェースを提案し,このインタフェースの操作に「楽しさ」を取り入れるため,「身体性を伴うインタラクション」と「遊び心のあるインタラクション」の2つをインタラクションモデルとして設定し,ブロック遊びに基づいた操作方法やコンテンツ表現を取り入れた.
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