研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究の最終目的は,人と一緒に人狼ゲームをプレイできるエージェントの実現にある.研究期間内にはその第一歩として,人狼ゲーム専用のプロトコルを設計し,それを用いてコミュニケーションを行うエージェントに関する研究を実施した.特に,自分から他者がどう見えるかという「自己の心理モデル」に加え,他者から見て自分がどう見えるかという「他者から見た自己のモデル化」の2つの階層的な心理モデルを持つエージェントを構築した.また,ゲーム研究においては,多くの人が参加して競い合うことで,集合知を集められる環境の整備が重要である.そこで研究開発基盤を整備し,一般参加可能なコンピュータ人狼大会を開催した.
対話型ゲーム