研究課題
挑戦的萌芽研究
マングローブ林の炭素循環を明らかにするために、石垣島吹通川河口で潮位変動に伴うDIC濃度とECの変動を季節的に24時間連続測定した。DIC濃度は水位と負の相関が見られ、満潮時は海水と同程度であったが、干潮時は海水の1.5倍程度に上昇した。流入する河川水のDIC濃度は海水より低く、干潮時のDIC-δ13Cは海水より大きく低下した。これらの結果はマングローブ林の分解呼吸によるCO2の多くがDICとして溶けて海に流出していることを示す。
生態系生態学