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2015 年度 研究成果報告書

低線量放射線が誘発する上皮間葉転換のメカニズム研究による被ばくリスク評価

研究課題

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研究課題/領域番号 15K12207
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 放射線・化学物質影響科学
研究機関広島大学

研究代表者

神谷 研二  広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 教授 (60116564)

研究分担者 飯塚 大輔  広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 助教 (00455388)
笹谷 めぐみ (豊島 めぐみ)  広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 助教 (80423052)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2016-03-31
キーワード上皮間葉転換 / 低線量放射線 / 腫瘍増殖因子(TGF-beta) / 過酸化水素
研究成果の概要

低線量被ばくのリスクは全人類の解明すべき課題である。低線量被ばくでは、TGFβを介した上皮間葉転換(EMT)が促進される事が報告されている。EMTは発生などに加え、そのシグナルが腫瘍化に関与する重要な生命現象である。そこで、低線量被ばくのリスクを明らかにするために、本研究では低LET放射線による生物作用の主因である活性酸素種により、TGFβを介したEMTが促進される可能性を検討した。その結果、過酸化水素処理により、TGFβを介したEMTの促進現象が観察された。以上のことから、低線量被ばくによるTGFβを介したEMT促進現象では、活性酸素種が重要な役割を演じていることが示唆された。

自由記述の分野

放射線生物学

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公開日: 2017-05-10  

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