研究課題
挑戦的萌芽研究
湿式洗浄装置の分級槽の構造について実験的な研究を行った。その結果、積層傾斜板の水平からの角度は 60 度で最も分級効果を発揮すること、60度未満の角度にした場合には傾斜板間に砂堆ができ、その砂堆積が沈澱槽へ流出してしまうこと、60度より角度を大きくした場合には傾斜板間の上昇流と下降流が対向することで発生する乱流が激しくなり傾斜板の沈降作用が機能しないことが判明した。また、分級槽底部に設置したスタティックミキサー(波板、鋭角板)は、分級槽内に土砂をトラップする機能を有することが判明した。
水工学