金属酸化物活性付きの吸着成分をナノ粒子の形でその表面に分散付着させる技法を確立し、ナノ構造の材料を合成した。水液中のアンモニアや重金属イオンに対して、複合した材料の吸着除去性能を実験で検討した。その結果、セラミックスより数倍以上の吸着性能を得た。また、5種の異なる金属イオン/ヘキサンシアノ鉄塩(HFC)割合の吸着材料を合成し、Microixerにて合成及びFe0.4Co0.4とAmberlystとの比較を実施した。結論としては、1.合成した材料の組成をコントロールできること、2.合成したナノ材料のアンモニア吸着メカニズムは、3.主にイオン交換によるもので、吸着量はCuHFCより2倍ほどは高い。
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