セラミックのナノスケール化を行い、これによって、比表面積を大幅に向上させたナノセラミックの創製を試み、その二酸化炭素吸着特性について調べた。 ナノサイズ化によって、通常のセラミックに比べ100倍以上の比表面積を有するナノセラミックの創製に成功した。このナノセラミックに対し、二酸化炭素を導入すると、同様に通常のセラミックと比べ、200~300倍もの吸着量となった。これは他の細孔体と比べても高い吸着密度となり、吸着された構造は室温においても、二酸化炭素の固体構造が発現した。また、二酸化炭素の脱着時に通常みられないヒステリシスを有することから、化学吸着したことが示唆される。
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