トイレ設備の現状と環境および生活様式との関係、環境・衛生における問題点について、ケニアの首都ナイロビのスラム街とインドのアルナーチャル・ヒマラヤの農村部において、調査した。スラム街のキベラは、トイレの数は限られているため公衆衛生面に問題が多い。近年はNGOが公衆トイレのバイオトイレを作っている。 アルナーチャル・ヒマラヤでは、トイレットペーパー代わりに使用されたコナラの落葉が床下に投げ捨てられ、そこで飼われているブタによって撹拌され、堆肥が作られて農地に利用されていた。2015年頃からインド政府がトイレ環境の改善のために補助金を出して、各住居に隣接してトイレが作られるようになった。
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