研究課題/領域番号 |
15K12300
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研究種目 |
挑戦的萌芽研究
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
家政・生活学一般
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研究機関 | 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛 |
研究代表者 |
朝比奈 はるか 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 救急部, 助教 (30599197)
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研究協力者 |
和田 美貴代
藤野 毅
都甲 由紀子
モート ウォー ダイ ナウ
ルウ カラヤ
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 植生 / 生活科学 / ミャンマー / チン州 / 山岳少数民族 / 焼き畑 |
研究成果の概要 |
ミャンマーにおける照葉樹林の分布域調査を目的とし、1950年代および現代の標本につき、照葉樹の標本を精査しミャンマーで照葉樹林を構成しうると考えられる植物情報を収集した。この結果、標高による植生の違いが分かった。さらに現地で植生と生活様式の関係を調査するため、地元民の生活様式に関する民族植物学的調査を行った。貨幣経済の浸透による農業や生活の変化が明らかになったが、植生と関連付けられる可能性の高い伝統的生活様式もまだ多く残存していた。
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自由記述の分野 |
生活科学 資源植物学 森林生態学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
標高2000mを超えるミャンマーの山岳/丘陵地域はアジアモンスーン地域であり標高による気温低減を考えればここには照葉樹林の成立する条件があると考えられるが、これを科学的に証明するには植生調査が必要である。本研究はその植生調査に踏み込んだ点に学術的意義があり、またこの植生から得られる植物資源を山岳民族の生活科学と関連させて植物資源と人間の生活様式との関係を解明する試みに、社会的意義がある。
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