介護が必要な老人や障碍者の急増に伴い、自立意識を高め自活することが重要であり、介護者不足の問題を解決することにつながる。食事困難は自立意欲に対して非常に大きな影響を持つ。そこで、安全・安心、低ストレス化を考慮した食事支援機器の開発研究を行った。 第1に、すくった食物を口に運ぶ動作の低自由度化によって安全であり安心できる機構の開発、第2に口に運ぶ主食や副菜の選択時ストレスの低減システム、第3に食品の力学特性を考慮したスプーン形状やすくい動作の設定、第4に食事と連続して行う口腔洗浄方法の検討を行った。 これらの開発や改良を通して、被験者より満足度調査を行い、課題の明確化と共に、良好な評価に改善できた。
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