研究課題
挑戦的萌芽研究
科学教育は、新世紀の前後において子ども中心的な学習観に基づく研究が拡大した一方で、急速な革新を遂げる自然科学の進展及び科学像の変化から大きく乖離し始めている。本研究の目的は、主に①科学学習を第二言語学習として捉え直し、②自然の事物現象や日常生活について意図的に科学言語を有意味に使用することができる人々を育む、幼年期からの科学教育の可能性を探ることであった。研究成果として、第二言語学習からのいくつかの有用な科学教授アプローチが提案されると共に、科学学習とことばの学習、造形の学習などを組み合わせた新しい体験的な幼年期の科学学習モデルを開発し、実践例が公表された。
科学教育