従来の環境教育は、自然体験型が主となっており、時間と場所を必要とするものが多い。エコストーブは、熱効率が高く低価格で簡単に作られることから、特に東日本大震災以降、環境活動の一環として作られる報告が多くなったが、一般的にはまだまだ知名度が低い。 そこで、本研究において、教材としての小型エコストーブを作製し、近隣の小中学校で出前授業をしたところ、環境や科学への興味促進だけでなく、防災への興味促進にも大きな効果が見られた。また、小型エコストーブは入口が小さいため空気が供給できず、安定した点火・燃焼が困難であったが、燃焼部等の改良及び燃料の見直しをすることで安定した燃焼が可能になった。
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