東日本大震災をきっかけに、東北地方に外国人が散在して居住していることが注目されるようになった。本研究は、2010年国勢調査地域メッシュ統計を用い、外国人の散居の状況を統計的に分析した。全メッシュのうち、外国人が1人かつそれが女性であるものを「外国人女性散居メッシュ」、それらのうち、隣接する8つのメッシュに外国人が全くいないメッシュを「外国人女性散居(孤立)メッシュ」と名付け、カーネル密度推定法などを用いた分析の結果、「外国人女性散居メッシュ」は東北地方など東日本に多く分布するが、「外国人女性散居(孤立)メッシュ」は、東北だけでなく九州などにも分布することが明らかになった。
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