これまで研究代表者らは,配管やタンクのような薄板状材料に対し遠隔からのレーザ照射により弾性波を励振して,その励振点を走査することにより内部に発生した損傷を画像化する技術を検討してきた.本研究では,その画像化手法に用いる受信センサとして,シリコンマイク,アンプ,バッテリを内蔵したスマートセンサを開発した.このスマートセンサにBluetoothトランスミッターを装着することで,非接触での計測により薄板裏面にある損傷の画像化が可能となることが示された.さらに,6m程度の遠距離での計測による損傷画像化や6チャンネルを利用した損傷画像化の鮮明化に成功しており,今後の応用が期待できる.
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