高知県内において、宝永地震から昭和南海地震までの災害記録及び教訓を残す地震津波碑を44基確認し、3Dモデル作成のためのデジタル画像の撮影と帯磁率の測定を実施した。そのうち31基に対して、SfM(Structure from Motion)多視点画像解析によるデジタル3Dモデルの作成を実施し、文字が明瞭に判読できる3Dオブジェクトの構築に成功した。3Dモデルはブラウザ型の3Dビュアーと3Dpdfによる石碑の紹介、3Dプリンターによる複製に活用できることがわかった。また、3Dモデルは歴史民俗資料館での展示に利用した。
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