本研究室では,特定条件の微弱パルス電流 (MES-55 pps)と42℃ の温熱刺激である Heat shock (HS) との併用 (MES+HS) が,ヒト及びマウスにおける種々の疾患の炎症病態を改善することを見出してきた.本研究では,種々の免疫過剰疾患のうち,難治性皮膚疾患である乾癬に着目し,Physical medicineを用いた種々の検討を行った.乾癬モデルに対して,MES+HS 処置は,imiquimod 塗布により惹起された表皮の肥厚化,各種病態関連遺伝子発現 (Keratin6A,IL-17A,IL-22,S100A8,Reg3γ) およびAkt リン酸化を抑制した.
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