研究課題
挑戦的萌芽研究
ラットに卵巣摘出手術を施し、術後13週および19週後に摘出した大腿骨を骨粗鬆症モデル試験片とした。曲げ試験、圧縮試験で機械的特性を評価するとともに、AE(アコースティック・エミッション)計測でミクロ損傷の蓄積過程をモニタリングした。また、マイクロX線CT画像解析で骨量(骨密度)を評価するとともに、超音波伝播特性計測、動的粘弾性測定(DMA)で骨質を評価した。その結果、骨幹部よりも骨端部で卵巣摘出の効果が顕著であることが明らかになり、今後の研究に有意義な結果が得られた。
生体力学、材料評価工学