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2018 年度 研究成果報告書

サッケード実時間予測と高精度頭部位置・姿勢計測による中心暗点シミュレータの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 15K12528
研究種目

挑戦的萌芽研究

配分区分基金
研究分野 生体医工学・生体材料学
研究機関富山高等専門学校

研究代表者

塚田 章  富山高等専門学校, 電子情報工学科, 教授 (40236849)

研究分担者 秋田 純一  金沢大学, 電子情報通信学系, 教授 (10303265)
前田 義信  新潟大学, 自然科学系, 教授 (90303114)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード高精度マーカ / 視覚探索 / スモールワールドネットワーク
研究成果の概要

中心暗点シミュレータの開発を目指し,我々はサッケードの到達視点予測と頭部位置姿勢の高精度計測に挑戦した.その結果,後者は目標を達成したが,前者は高速に視点を検出する装置の精度が悪かった.そこで,我々はヒト視覚系の注視点の挙動に関する研究へと計画を変更した.
ヒトは多くの選択肢の中から比較的短時間でターゲットを発見することができる.このような視覚探索の効率性を説明するために,探索画面上で観察される注視点の軌跡がスモールワールドネットワークの特徴をもち,探索時間の短縮に貢献するという仮説をたてた.注視点追跡実験により注視点移動長を測定し,その頻度がべき乗分布を示すことを確かめた.

自由記述の分野

知覚情報処理

研究成果の学術的意義や社会的意義

小型軽量の高精度マーカを開発した.本研究における実験で,本マーカは最近注目されているマイクロレンズアレイマーカ以上の精度が期待できること,さらに計測範囲が広いことが特長である.今回は頭部に装着することを試みた.頭部の位置姿勢が正確にわかれば生体工学の種々の実験やポインティングシステムに応用できる.さらに,このマーカはロボット等の正確な位置姿勢計測にも応用可能である.
ヒト視覚系における効率的な探索メカニズムが解明できれば,それを工学的に応用することも可能になる.

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公開日: 2020-03-30  

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