研究課題
挑戦的萌芽研究
本研究の目的は、特定の血中免疫グロブリンG(IgG)を選択的に除去するナノ分子システムを創製し、拡張型心筋症の治療に応用することである。Eat-meシグナルの一種であるホスファチジルセリンをナノ分子の本体に導入し、IgGと親和性が高いプロテインGをナノ分子表面に修飾した。ナノ分子はマクロファージ細胞に対し高い認識能を示し、心筋炎マウスモデルに投与すると、心筋炎と拡張型心筋症の発症を著しく抑制した。
人間医工学