本申請課題では、先ずペプチド配列:GAGAGSの固定化性能の検証を行い、続いて、(GAGAGS)nの鎖長最適化などの検討を詳細に進めた。また、固体NMR測定、FTIR-ATR測定、ラマン顕微観察およびDSC測定を行い、シルクフィブロインフィルムの構造や特性が固定化に与える影響についても新たな知見を得た。さらに機能性モデル配列として、(GAGAGS)n GRGDSペプチドを合成しペプチド固定化フィルム上細胞の伸展を促進する結果を得た。 シルクフィブロインフィルム上に固定化後、体内のシグナルに応答して機能性配列の徐放が達成できるハイブリットペプチドの設計・評価を進め、その応答性を確認した。
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