研究課題/領域番号 |
15K12571
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
出江 紳一 東北大学, 医工学研究科, 教授 (80176239)
|
研究分担者 |
鈴鴨 よしみ 東北大学, 医学系研究科, 准教授 (60362472)
中島 淑恵 東海大学, 健康科学部, 講師 (90459131) [辞退]
古澤 義人 東北大学, 医学系研究科, 助教 (70396498)
|
研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2017-03-31
|
キーワード | チーム医療 / コミュニケーション / リハビリテーション / 情報通信 / 社会物理学 |
研究実績の概要 |
医療チームの中でコミュニケーションは重要であるが、これまでコミュニケーションの定量的評価はなされていない。そこで、チーム医療における対面コミュニケーションの定量化を行い、対面量と患者アウトカム・患者安全との関係を明らかにすることを目的とし、社会物理学的手法と新規に開発された携帯通信機器を用いて勤務日における対面時間を計測し、医療チーム内で交わされる対面コミュニケーション量(時間)とFIMとの関係、対面コミュニケーション量(時間)と患者安全文化尺度日本語版との関係を明らかにすることとした。平成28年9月5日~9月18日までの14日間(土日含む2週間)、協力病院にて医師・看護師・理学療法士・作業療法士ら合計36名を対象に調査を行った。調査方法は、1)携帯通信機器による調査2)患者安全文化尺度日本語版を使用した質問紙調査を実施した。1.では、機器をIDカードのように首にかけ装着使用し、通常業務時間内で誰と誰が、対面したかの時間を把握した。2.では、研究参加者の特性と組織内安全文化のパターンを把握した。結果、対面コミュニケーション量(時間)とFIMには関係性が見られなかったが、対面コミュニケーション量(時間)と患者安全文化には、正の相関関係がみられた。
|