リハビリテーション医療において、医療組織におけるコミュニケーション量が多いことが良好な患者アウトカムにつながると仮説を立て、新規に開発された携帯通信機器により医療組織内のコミュニケーション量を計測し、多職種間のコミュニケーション量と患者アウトカムとの関係を検討した。平成27年度に、病院内において機器が問題なく使用できることと計測システムの信頼性を確認した。平成28年度に、一施設の回復期病棟(90床)において、36名の医療従事者2週間分のコミュニケーション量の計測に成功し、FIM(functional independence measure)で測定された患者の日常生活活動との関係を検討した。
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